インドネシアではおなじみ「抱っこ布」。これを使わない人はいないのでは?と思うほど、よく見る。
一枚の布(スレンダン)を肩におき、片方の端をくるくるっと巻き込むだけ。
最初は、ズレるのでは?と心配になるが、以外に、初心者でも大丈夫。
日本でも最近スリングが流行しているが、同じくらい、いやそれ以上に便利。
私は日本では、夏は主にこの抱っこ布、冬は厚手生地のスリングを使っていた(冬にインドネシアの布を使うと、生地がうすうすで寒い!)。
布は、赤ちゃんが寝てしまえば掛布にもなるし、外でオムツがえのときには敷布にもなる。
(もっとも、インドネシアではオムツがえという状況は、あまりないのだが。)
なによりも、赤ちゃん自身が「抱っこ布大好き」なのがいい。
(抱っこ布嫌いな赤ちゃん、いるかな?)
最近はマランの街でも、ベビーカーや、ベルト式だっこひもを使っている人をよく見かけるが、やはりこの「抱っこ布」派がもっとも多数。
写真は、1歳を過ぎた子供の「縦抱き」だが、首の座る前の赤ちゃん「横抱き」はもちろんのこと、寝てしまった赤ちゃんをすっぽりつつんでゆりかご状態にすることも可能。
この「抱っこ布」、インドネシア各地で見られるはずだけれども、もし「この地方では見たことない」という情報があれば、教えてください。
そういえば、いつ、どこが発祥なのだろうか。